南極 Antarctic

広大な氷原が広がる南極の大地。

ムー白13〜14話の舞台になったのが、この南極大陸です。
恐らく、地球上で最も行き難い場所のひとつですが、所要日数と金銭的なことを問わなければツアーで訪れることも不可能ではありません。
しかしそれも南米大陸の南端から船で訪れる半島部の話。私も南極に行くことになるまで知らなかったのですが、半島部を除く大陸本土は観光客に開放されていません。
ところが、南極で起きた皆既日食という千載一遇のチャンスに、特別に立ち入り許可が出たためにツアーが企画されて、この地に立つことができました。

さて、南極と言えば氷山とペンギンがイメージとして思い浮かびます。半島部であればそういったものを目にすることもできるようですが、私が実際に立った場所は少し(多分、数十kmくらい?)内陸のため氷山もなければペンギンも居ませんでした。
あと、意外だったのは雪が少なかったこと。私も初めて知ったのですが、南極の降雪量は南極点で年間50mmほどしかないそうです。勿論、場所によってはもっと降るのかも知れませんが。
また、氷原は地平線の所々に山が見える他は何もなく、ビジュアル的にはあまり面白くありません。
しかし、この氷原のどこかにオリハルコンを安置した古代都市が埋もれているのかと思うと、感無量でした(ない)。
もっとも、実際に掘ってみるわけにはいきませんでした(当たり前)が、またいつの日か掘りに行きたいものです(絶対無理)。

それはともかく、南極と言えば普通は極寒の地という印象を抱きます。確かに最低気温なら零下89℃という記録もありますが、無論そんな気温が全域で常時続いているわけではなく、夏季の日差しがあるときならプラス5℃くらいになることもあるそうです。
私が行ったときはそこまでは高くならなかったと思いますが、到着時の気温は零下5℃くらい、最低気温は零下16℃くらいになったようです。
寒さも勿論ですが、日差しの強さは凄まじく、サングラスなしでは目を開けていられないほどです。
…というわけで、あんな格好で南極に行った剣たちは、はっきり言ってアホです(笑)。

訪問日:2003年11月23〜24日
南アフリカのケープタウンから南極観測基地連絡用の貨客機で飛行すること、約6時間でやっと辿り着けます。

飛行機で上空から見ても氷原は果てしなく続いています。 少し内陸に入った、標高1,500mにある山並み。 南極滞在中に見た人間以外の生物はこの鳥一羽だけでした。

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